糖質制限をはじめる前に読んでおきたい本5選

健康法やダイエットでよく聞く「糖質制限」。

最近は糖質制限に関する情報があふれ、
「結局、体に良いの？悪いの？」
「優れたダイエット法なの？」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

この記事は、糖質制限についての知識を深めて健康やダイエットしたい方へ向けて「糖質制限をはじめる前に読んでおきたい本」を紹介します。

糖質制限の本を探している方、
実践しようか迷っている方、
糖質制限で失敗した方は、ぜひ参考にしてみてください。

【著者】
薗田憲司氏。
高校時代、糖尿病になり苦しんでいる父親を救いたいという思いから、糖尿病専門医を志す。

外来診療で伝えきれないダイエットや血糖値改善のための食事や運動の方法を、親しみやすい医師「血糖おじさん」としてYouTubeやInstagramで発信。

チャンネル登録者数、フォロワー数は計27万人を超える（2023年6月現在）。

【内容】
糖尿病専門医による、ゆるやかな糖質制限を推奨する本です。

ダイエットは無理して100点をとるよりマイペースに70点をとり続けることが大事で
①食べる量②時間と食べ方③メニュー選びの３つをコントロールすることで脂肪がつきやすくなる高血糖状態を防ぐダイエット法です。

現役医師のエビデンスと臨床に基づいた解説、体を張った血糖値の検証など信頼度が高く、難しい医学用語などがなく、とてもわかりやすいので糖質制限初心者におすすめです。

【著者】
江部康二氏。
一般財団法人高雄病院理事長。
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
2001年から糖質制限食に取り組む。
2002年から自身の糖尿病に気づき、自ら糖質制限食を実践、肥満と糖尿病を克服。
豊富な症例をもとに糖質制限食の研究を続けている。

【内容】
百科事典として糖質制限のあらゆる知識が1冊にまとまっています。
糖質制限の基礎知識、食品の糖質量や選び方、糖質制限レシピ、糖質制限のメカニズムと症状別の効果、疑問・不安を解消するQ＆Aなど、20年以上の実践と臨床にもとづいた医師が教える正しい糖質制限の本です。

【著者】
石原信一郎氏。
脳神経外科の専門病院で勤務していた頃に、医療現場における患者本位の医療を模索するなか湿潤療法の存在を知る。

2009年より湿潤療法のほか糖質制限や栄養療法（オーソモレキュラー療法）に本格的に取り組む。入院患者に糖質制限食を実践している堺整形外科医院（福岡市）に入職。

アスリートや小児向けの各種セミナーで講師も務める。とくに健康診断のデータを深く読み込んで適切な栄養指導をする医師として評判。

【内容】
糖質制限＋分子整合栄養医学（オーソモレキュラー療法）によって血糖値の安定、ダイエットという目的を健康的に達成するための本です。

失敗しやすい糖質制限の原因と対策を症例で紹介。
いま自分に不足した栄養素を模索し食事、プロテイン、サプリなどで補給することで、病気はすべて病院にお任せではなく自分で健康を手に入れるきっかけになる一冊です。

【著者】
牧田善二氏。
糖尿病専門医。
糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を行い、その間に、世界で初めて血中AGEの測定法を開発し、筆頭著者として論文を発表。

2003年、糖尿病などの生活習慣病や肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を開業。国内はもちろん、国外の診察希望者も多く、延べ20万人以上の患者を診察している。

【内容】
糖尿病専門医が教えるダイエットメソッドの本です。

内臓脂肪は消費しきれないブドウ糖が肝臓や筋肉で貯蔵できなくなり中性脂肪に変えられて蓄積され、肥満になります。

糖質の知識や糖質オフで得られる健康効果、体脂肪を減らす糖質オフの実践方法や習慣、おすすめ食材などが紹介されていて、ダイエット効果と健康を手に入れたい方におすすめです。

【著者】
辻本哲郎氏。
虎の門病院分院糖尿病内分泌科部長。
糖尿病・代謝領域のさらなる発展・向上のため日々臨床や研究に邁進中。自身も食べることが好きであり、患者さんには無理のない食事指導を心掛けている。

【内容】
食事指導に関わる医療従事者やインストラクター向けの本ですが、難しい医療用語などは少なく糖質制限食や健康的な食生活に興味がある一般の方にも読みやすい一冊。

研究論文をもとに糖質制限食のベネフィットとリスク、食物繊維の重要性などについて分かりやすく解説しています。

糖質制限食の良い面だけをみて実践するのでなく長期的なリスクなども知った上で、自分は糖質制限食を実践するのかどのようなやり方でするのか考えることができます。

まとめ

今回は、糖質制限をはじめる前に読んでおきたい本をご紹介しました。

正しく自分に合ったやり方で実践すれば健康にもダイエットにも効果の高い糖質制限。

リスクを知らなかったり自己流や失敗することで不調になることもあるので、はじめる前に正しく理解して実践しましょう。